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"イプ (Ipu)"って何??

昔からハワイに伝わる打楽器のひとつで、ひょうたんで作られた太鼓のことです。

Ipu heke
Ipu Heke (イプ ヘケ)

イプ (ipu) は、ハワイの先住民の言語で「ひょうたん」を意味します。ひょうたんは、世界で最も古い栽培植物のひとつと言われており、ハワイでは、釣り針、容器 (糸の貯蔵やカパ染料の保存)、水差し、食器などに用いられました。また、ヘイアウ(Heiau)と呼ばれる神殿では、供物台の脚にイプを使用してネズミ除けにしたり、漁師が水面を叩いて、サメを驚かせ船に寄り付かないようにしたと言われてます。植物自体はハワイ原産ではなく、ポリネシア圏の人々が海を渡ってハワイに来たときに持ち込まれたものになります。


フラダンスのパフォーマンスやステージでイプという言葉が出てきたら、それは植物としてではなく、上の写真のようなひょうたんの形をした打楽器のことを指します。楽器としてのイプもまた、ハワイのフラダンスの楽器としてとても重要な役割があり、特にフラカヒコと呼ばれる古典的なフラダンスには、欠かせないものとなっています。


Hula Kahiko with Ipu Heke
Hula Kahiko with Ipu Heke / Location: Hilo, Hawaii Island / Credit: Island of Hawaii Visitors Bureau (IHVB) - Lehua Waipa AhNee

イプには、大きく分けて2種類あります。一つはイプヘケ(ipu heke)と呼ばれるもの、もう一つはイプヘケオレ(ipu heke 'ole)と呼ばれるものになります。


  • イプヘケ: Ipu heke イプヘケは、二つのひょうたんを繋ぎ合わせて作られています。「ヘケ(heke)」はハワイ語で「上」という意味で、イプへけは「イプの上にイプがあるもの」という意味になります。二つのひょうたんの繋ぎ目の部分に紐や布を巻き、その先端を手首に巻きつけて、側面を叩いたり地面に打ちつけて音を出します。 サイズは大きいものが多く、主に伴奏者が使用します。他にも、ダンスを伴わない「オリ (Oli)」と呼ばれるチャント(歌や詩、祈りなど)にも用いられます。

Ipu heke ‘ole
Ipu heke ‘ole (イプ ヘケ オレ)
  • イプヘケオレ: Ipu heke 'ole イプヘケオレは、一つのひょうたんから作られたイプ。「オレ('ole)」はハワイ語で「違う」や「ない」という意味で、イプヘケオレとは、「イプヘケではない、上がないイプ」という意味になります。ハワイでも日本でも、一般的にイプと言うときは、この一つのひょうたんからできたイプヘケオレを指します。大きさや形は様々で、伴奏者のみならず、ダンサーが使うこともあります。


Hawaiian Cotton Fabric with Ipu, Fish Hook, and Polynesian Tribal Print
イプ、釣り針、ポリネシアントライバルデザインのハワイアンファブリック - Fabric with Ipu, Fish Hook, and Polynesian Tribal Print

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